竹藪を竹林へと整備すれば、タケノコが元気に育ち生活しやすくなります。

放棄農地は先人が開拓した勝ち取った農地です。放置林も先人が材木を得る為に整備した山です。

 

地域都市循環づくり財団の豊増洋右さんが

Facebookで発信したご意見がとても参考になりますので、シェアさせていただきます。

【現実を見る】

補給線が絶たれれば、まず真っ先に日本中の家畜が死ぬ。そして、太平洋戦争とは比にならない食料不足がおこる(太平洋戦争当時は、今よりも食料自給率は高く、人口は少なく、農地の隅々まで食料が植えられていたにも関わらず、多くの人は飢えた。その頃と比較して圧倒的に自給率と耕地と農民の少ない現代で何が起こるか…?)

食料自給率40%というカロリーベース数字に騙されてしまうけど、そのカロリーのかなりを占める畜産品の飼料自給率は25%しかない。なので75%の家畜が死ぬ。家畜用穀物の備蓄は、人間用に回さざるを得ないだろう。強制的に飼料物流が政府に摂取されるかもしれない。そうなってから、慌てて竹藪を切り拓いて、さて、どれだけの食料が賄えるか…。そもそも、種子すらほとんど海外に頼っているのに。
もちろん、卵や肉は手に入らなくなる。
そのあとで、深刻な食料不足がおきる。
石油備蓄も8ヶ月分しかないと岸田総理がわざわざ世界に公表していたので、海路を断たれれば10ヶ月後には日本は降参するしかない。米があるじゃないか、と言うかもしれないけど、トラクター やコンバインを動かす燃料がなくなるので、水田はあるけど生産は出来なくなる。
だから、諸外国にしてみれば、日本へ向かう大型タンカーを一隻ずつ沈めるだけでいい。1人の兵士を失うことなく、易々と日本を得ることができる。タンカーの再建には1年はかかるだろう。それだけの鉄鋼が国内にあれば、の話しだけど。半導体不足で給湯器も作れない現状を忘れてはいけない。
だから、自衛のために、平和のために、いまできることは、耕し続けること。地力の維持に努めること。そして、みつばちを育てること。お花畑を作ってはいるけど、頭の中までお花畑なわけではない。
食料安保だの、軍備強化だの、核抑止力だの、机上の空論を述べる前に地に足をつけて現実を見たほうがいい。どの国から見ても、日本を攻めるのはそんなに難しくない。これが、空洞化してしまった日本の現実。
お金に余裕がある人は寄付をするのもいいと思うし、確実に値上がりする先物で一儲けするのもいいかもしれないけれど、そうやって増やした札束をいくら積んでも、自分の子供に食べさせるパンひときれも手に入らなくなるという現実はよく理解しておいた方がいいと思う。
少なくとも、僕はそれが現実だと思っている。